「俺がお前を殺した」
溢れてくる涙が、彼女の顔を滲ませていく。
俺の下に敷かれた彼女は真顔。その頬で、俺の涙を受け止めた。
「だから?」
彼女の言葉が耳に届いたと同時に、四つん這いになっていた腕に圧力がかかる。
掌から腕まで滑り降りた床と、彼女の顔の近さに引っ張られたんだと気付く。
「だから何?それで私が許すと思ったの?」
唇に、彼女の吐息がかかる距離。
涙の止まった瞳は、目の前にある彼女をしっかりと捉えた。
「俺は…」
声が震えている。
恐怖ではない、
感動ではない、
「俺はお前の笑顔が見たかっただけなんだよ!」
叫んだ声は、空間だけに響いた。
彼女は怒りから、顔を歪めて俺の胸倉を掴む。
「じゃ壊して!最後まで壊してよ!」
歪んだその表情も、この掴んでいるその手も。
俺はただ、首を横に振るだけ。
「バカ!だから嫌い!嫌い!大嫌い!」
彼女を抱きしめる事も出来ず、
彼女を宥める資格もない。
ただ、ただ
彼女がそこに居る事実だけ、その全てなんだ。
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衝動的に書いたもの。全体的に分かりづらいかな
会話が矛盾してるんだよね
彼が負を言えば彼女が正を、彼が正だと彼女は負を口にしてしまう
いや、この場合「生」の方が正しいかな
二人は交わらなかったわけじゃない
真っ正面からぶつかった糸がほつれていき、どんどん絡んでしまう
彼はその部分を隠そうとする。彼女は引っ張って一本にしようとする
彼は誤って彼女の糸を切ってしまった
その残骸が今の彼女
…自分で説明してて意味わかんなくなった(苦笑)
まぁ、これに深い意味はないし後も先もありません
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